助成金をどう活用するか

こらぼ大森協働支援スタッフの新居彩子です。気がつけばもう師走です。

今年も残りわずかになり、年越しの準備に忙しくなる時期になってきました。

3回にわたって行われたこらぼ講座「NPO会計入門セミナー」が終わりました。

Dscf1519mini

大田区内外から、のべ100名以上の方々にご参加いただき、

NPOの基礎知識、運営のポイント、事業計画の立て方

経理のしくみ、簿記の基礎、会計ソフトの使い方など、

NPOに必要なコツを幅広く学んでいただくことができました。

遠藤誠先生の講座は、専門用語をなるべく使わず、

会計のことを楽しく学びながら、すぐに実践に活かせるように工夫されており、

受講後アンケートでも満足度がとても高く、大変好評でした。

Pb200868mini  Pb200871mini_2

この講座の中で、

「助成金がもらえたら、どう事業計画を立てるか?」

というテーマの議論がありましたが、皆さんの団体ではどのように活用していますか?

活用法を考えたことはありますか?

 [E:flair]人件費をもっと増やすために使う。

 [E:flair]価格を下げて、受益者の負担を軽くするために使ったほうがいい。

 [E:flair]広報用のパンフレットを作って配れるようにするべき。

 [E:flair]若い人を雇って、事業の担い手を育てる ために使う。

先日の会計講座のグループワークでは、このような意見やアイデアが出ました。

皆さんはいかがでしょうか?

団体によっていろいろな考え方や理念がありますので、

どれが正解ということはありません。

しかし、どの団体であっても必ず考えなければならないのが、

「助成金は必ずもらえる訳ではない」ということです。

事業の存続が、助成金の有無に左右されるようでは、受益者は困ってしまいます。

NPOの事業で大切なことは、まず「Needs」です。

そのサービス(商品)求められているかどうか、ということから始まります。

次に「Can」です。

そのサービスができるかどうか、商品がつくれるかどうか、という能力や資産の有無です。

そして、最後に「Wants」です。

それを本気でやりたい、やる気があるというモチベーションです。

111209

この3つがあって、初めて事業を計画し、実行することができます。

助成金は、その事業をさらに発展させたり、もっと良くしたりするのを

「助ける」ためのお金です。

その特徴をしっかり分かった上で、

助成金を団体の事業の発展のために使っていただけたらと思います。

事業を計画するときに、

「助成金を使うと、どんな発展ができるのか?」ということを

団体の中で話し合ってみてください。

みんなで夢を語りながら長期の目標が見えてくると、

みんなのモチベーションがグーンと上がります!

そして、夢の実現のために、今どんなことをすればいいのか、

短期の目標も自然と見えてきて、活動がどんどん楽しくなります!

これも助成金の活用法の一つですよ。

来年も市民活動を応援していきます!

皆さま、良いお年をお迎えください。

———————————–

大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

情報交流室Ⅰ:03-5753-6560

【講座終了!】会計ソフトを使いこなせ!

3週連続で行った

NPOのための会計入門セミナー「コツだけ学べる会計

が無事に終了しました!

最終日のE コースは、

[E:shine]クリックするだけ!超カンタン会計ソフトの使い方[E:shine]

定員いっぱい20名の方が弥生会計ソフトを実際に使って、

カンタンな使い方を学んでいただきました!

Pc050505mini

・開催日 2011年12月4日(日)

・内 容
 10:00~ 収支計算書と活動計算書の違いとは?

 13:05~ 超カンタン会計ソフトの使い方

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
      NPO会計の簿記の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Eコース 3,000円

NPO法人会計は、今、過渡期にあります。

これまで、収支計算書を決算書として作成しなくてはなりませんでしたが、

内閣府では、活動計算書に移行することが検討されています。

活動計算書とは何かというと、

企業会計でおなじみの損益計算書の考え方を取り入れたものです。

収支計算書は、お金の流れを追ったもの、

活動計算書は、会計年度ごとの損失と利益を計算したものです。

Pc050229mini  

企業会計に近づくということは、

会計ソフトを使いこなせれば、

これからは、決算処理もラクになっていくわけです!

とは言っても、まだ今年度は収支計算書を作成しなければなりませんので、

会計ソフトから出力された決算書を、収支計算書に書き換える作業も学びました。

経理の専門知識を学ばなくても、

自分の団体の特徴的なお金の取り引きを覚えてしまえば、

会計ソフトを使って、誰でも決算ができる!

そんな発見がありました。

今年のこらぼ講座は、これ終了。

様々な学びを今年も得ることができました。

NPOや市民活動の運営のことでご相談などございましたら、ぜひいらしてください。

こらぼ大森の情報交流室で、お待ちしています。

—————————————-

大田区区民活動枝支援施設大森 こらぼ大森

情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560 

【講座2日目終了】水槽の中の水は増えた?減った?

NPOのための会計入門セミナー「コツだけ学べる会計

2日目が終了しました。

Cコース「知識ゼロから始める毎日の経理」に21名、
Dコース「ちょっと分かればラクになる簿記入門」に22名の方が

受講してくださり、経理実務の基礎を習得するべく頑張って下さいました。

Pb200858mini_2

・開催日 2011年11月27日(日)

・内 容
 10:00~ 知識ゼロから始める毎日の経理
 13:30~ ちょっと分かればラクになる簿記入門

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
      NPO会計の簿記の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Aコース 1,500円  Bコース 2,000円

Cコースでは、記録が必要なのはなぜか?という疑問から始まり、
今の会計ルールが、どういう目的のために作られたかを学びました。

水槽の中の水の量を測る方法を考え、
そのアプローチの仕方で、貸借対照表と損益計算書のイメージを理解できました!

Dscf1519mini

Dコースは、「仕訳って何?」から始まり、
封筒の裏側にお金のメモをとる要領で、
勘定科目、貸方と借方の言葉のイメージも理解できました!
収入≠収益、支出≠費用という基本的な考え方も学びましたが、
やはり簿記独特の仕訳作業は、少し難しかったようです。

Dscf1518mini  

次回は、12/4の会計ソフトの使い方を学びます!

—————————————-

大田区区民活動枝支援施設大森 こらぼ大森

情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560 

【満員御礼】クリックするだけ!超カンタン会計ワザ

おかげさまで、満員御礼[E:full] となりました!

ノートパソコンをご持参いただければ、若干名ご参加いただけます。

————————————————–

初めてでも大丈夫。

会計ソフトの超カンタンな使い方をプロが伝授します。

初心者でも経理ができる!!

クリックするだけ[E:upwardleft]

超カンタン会計ワザ

【NPO新会計基準解説つき】

初心者でもカンタンに入力できる弥生会計ソフトの使い方、

そして、NPO団体向けに設定を変える方法も教えます!

さらに、

7月に策定されたNPOの新会計基準についても解説します。

111204

会計ソフトを導入したい方、これから会計を始める方、

この機会にぜひ、チャレンジしてみてください!!

[E:info02]お申込みは、こちらから。

こちらでご用意できるパソコン台数分の20名は満席になりました。

ノートパソコンをご持参いただければ、若干名ご参加頂けます。

ご検討中の方は、お早めにお申込みくださいね!

【講座初日終了】おでん屋台で、事業戦略を学ぶ!

こらぼ講座の中でも、毎年好評のNPO会計入門講座。
今年は、「コツだけ学べる会計」として3日間で5講座に分け、
じっくりゆっくり学べるようにバージョンアップしました!

初日は、Aコース「そうだったのか!NPOのお財布事情」に23名、
Bコース「初めてでも赤字にならない計画のコツ」に22名の方が参加され、
今年も楽しく会計の基礎知識が学べると、大好評の講座となりました!

Pb200858mini

・開催日 2011年11月20日(日)

・内 容
 10:00~ そうだったのか!NPOのお財布事情
 13:30~ 初めてでも赤字にならない計画のコツ

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
     NPOの会計の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Aコース 1,500円  Bコース 2,000円

Aコースでは、NPOとは何か?という超基本から始まり、
公益法人とは何か、認定NPOとの違い、社団法人との違い、
収益を上げていいのか?など、さまざまな疑問や不安を
解消できる講座となりました。

Pb200875mini

Bコースは、「イベントでNPOがおでん屋台を出す」という設定で、
3~4人のグループワークで進められました。
それぞれのグループの考え方で、最終的なおでんの価格を決め、
その根拠を受講生みんなで共有しました。
ワークの中で、NPOの「運営戦略」の考え方を学び得ることができ、
大変楽しく会計戦略を学べたと大好評の講座でした。

Pb200871mini  Pb200868mini

———————————–

大田区区民活動支援施設大森 こらぼ大森

情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560