助成金獲得術!! 伝わる申請書の作り方セミナー


4月から、新しい事業や企画に取り組む方、必見!!

来る3月21日(水)の18時半から、

大田区の地域力応援基金助成事業のスタートアップ助成の説明会が開催されます。

新事業の資金調達をしなくちゃ、とお考えの方には、ぜひおススメします!

そのスタートアップ助成の申請書の作成術をこらぼ大森でサポートします。

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初めてでも獲得できる!スタートアップ助成

伝わる申請書の作り方

日 時  3月28日(水) 10:00~ または 19:00~

受講料  500円

講 師  新居 彩子(こらぼ大森 協働支援スタッフ)

お申込みは、こちらからお早めに!

図書情報「テキスト市民活動論」


 こらぼ大森協働支援施設のさかいです。3月を迎えても厳しい寒さが続いています。ピークは越えたようですが、まだインフルエンザの脅威も去ってはいないようですね。

 今回ご紹介する本も、前回に続き大阪ボランティア協会出版のものです。

「テキスト市民活動論ボランティア・NPOの実践から学ぶ-」(早瀬昇ほか著・大阪ボランティア協会編)です。Photo_2

本書「はじめに」から、一部を引用します。『本書は、大学などの高等教育機関での「ボランティア論」「NPO論」「社会企業論」「CSR論」「企業市民論」「市民協働論」などの科目で使用するテキストとして企画されたものです。』とあります。「ボランティア」「NPO」「CSR」などの概論を、大変分かりやすくまとめた本です。

とはいっても、研究者のための本ではありません。Ⅰ部概論編は、1.ボランティア活動の理解 2.NPOとは何か 3.NPOをどう作るか 4.市民活動の事業化 5.行政とNPOの協働 6.CSRの考え方と展開 7.市民活動における中間支援とは何か 8.市民活動に関わるには の8章からなります。各章に振られたタイトルからも分かるとおり、現場で実践をする方を念頭において執筆されています。これは、それぞれを執筆した方たちが、実践者であるからだと思います。現場で感じたこと、悩んだことなどが、活かされた内容になっていると思います。その意味ではⅡ部の分野事例編も、実践に向けて役に立つ先輩組織の例を取り上げています。10年以上きちんと活動を続けている福祉・子ども・国際協力・環境の4分野の15団体が紹介されています。これから、活動を始めたい方たちには、参考になる事例ばかりです。

これから活動に取り組もうとする方たちばかりでなく、年度替りのこの時期、自分たちの活動を見直す契機に、「基本」に立ち戻ってみることも重要かもしれません。ぜひ、ご活用ください。

★こらぼ大森情報交流室Ⅰ図書の借り方★

貸し出し期間は1ヶ月、備え付けの「貸出簿」に必要事項を記入してください。
貸出冊数に制限はありません。

大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

情報交流室Ⅰ 03-5753-6560

楽しく報告書を書く方法


こんにちは。こらぼ大森協働支援スタッフの新居彩子です。

協働の広場」を更新しました!

事業を運営している方々にとっては、目が回るほど忙しい時期です。

年度末は、1年間の事業を振り返って様々な報告書の作成に追われたり、

決算の準備をしたりするだけでなく、

来年度の事業準備や資金調達なども同時にしなければなりません。

事務方にとっては、膨大な事務作業を処理しなければならない大変ツライ季節なのです。

中でも特に面倒なのが「報告書」の作成です。

助成金や補助金を受けて実施した事業の報告書、

資金提供者への活動報告書、理事や会員向けの事業報告書など、

それぞれの相手に合わせて作成すると、膨大な作業量になります。

ところが、それらの報告書は、

さっと目を通しただけであまり活用されていないのではないでしょうか?

これでは割りが合いません!!

時間と労力をかけて作成するのですから、

作業量の分、しっかり活用できるようにしたいものです。

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◆「提出するだけ」から、「欲しくなる」報告書へ

せっかく作成する報告書ですから、ただ報告するだけじゃもったいない!

自分たちが1年間一生懸命取り組んだ事業の実績や結果、効果などをまとめた報告書は、

現場の創意工夫や事業を成功に導くコツ、実施後の効果などの貴重な情報が満載です。

見せ方によっては、同じテーマに取り組む人へのテキストやデータ集になったり、

実際の活動現場を伝える写真集になったり、視察に来る人へ販売する事業案内になったり、

報告書には実に多様な使い道があるのです。

では、他人が欲しくなる、読みたくなる報告書の中身は何でしょうか?

自分が事業を始める時に、調べることを考えてみれば分かります。

これからやる事業がうまくいくように、インターネットで情報を検索したり、

経験者や同じ分野の団体などに直接話しを聞きにいらっしゃる方もおられると思います。

【欲しい情報】

・事業のヒント・・・失敗したときの対処法、成功した秘訣、実践で使えるマニュアル

・書式など・集計データ・・・継続的なデータ、様々な項目に分かれたデータ、独自の分析結果など

・事例紹介・・・現場の写真、受益者のコメントなど

◆「売れる」報告書だって作れる!

このように報告書の活用法を考えていくと、いろいろな報告の形が考えられます。

・助成金などの事業報告書 → 同じ課題に取り組む人の「テキスト」にする

・理事会などの年次報告書 → 毎年発行する「白書」や「団体事業案内」にする

・依頼された調査の報告書 → 原因や背景を探り、対策を提案する「提言」や「データ集」にする

締切間際にバタバタと慌てて作成していた人も、

他の団体にも活かしてもらえる報告書にすると思えば、

おのずと作成の準備も事前にできてきます。

報告書ひとつで団体の賛同者や協力者、資金や寄付金を少しでも集められれば、

作成にかける時間や労力も担当者のモチベーションも、

次年度に繋がる大きな財産へと変えることができるでしょう。

たかが報告書、されど報告書。

活かすも殺すも自分たち次第ですよ!

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大田区区民活動支援施設大森

「こらぼ大森」情報交流室Ⅰ 03-5753-6560