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NPOマネジメント ~地域の参画者を育てる~


情報交流室Ⅰの新居彩子です。

[E:new]NPO掲示板の情報を更新しました!

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毎月、情報誌「NPOマネジメント」の中から記事をご紹介しています。

今月のテーマは・・・

子どもや地域を主役にする組織づくり

~地域の参画者を育てる~

です。

NPO活動や市民活動は、地域や社会の課題を解決するためのものです。

「やりたいこと(WANTS)」だけをやっていませんか?

「求められていること(NEEDS)」を忘れていませんか?

毎年、同じような活動を続けていると、ルーチンワーク化して、

改善やリニューアルをしなくなり、社会の課題解決という命題を忘れがちです。

実施した事業を振り返り、評価をして、より良くなるように改善をしてゆくことが、

どんな活動にも必要なプロセスです。

そんなNPO活動のマネジメントのコツを知りたい方におススメの記事です。

こらぼ大森2階の情報交流室では、NPOの運営に役立つ様々な情報をそろえています。

運営相談なども行っていますので、お気軽にお立ち寄り下さい。

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大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

情報交流室Ⅰ:03-5753-6560

図書情報「企業人とシニアのための市民活動入門」


 こらぼ大森協働支援施設のさかいです。今年は晴れ渡った新年を迎えることができました。幸先のいいスタートでしょうか?「紅白歌合戦で赤組が勝った翌年はいい事が多い!」そうです。良いジンクスは信じたい!と思うこの頃です。

 今回ご紹介する本は、市民活動への入門書です。

2_2 書名はそのものずばり、「企業人とシニアのための市民活動入門」(早瀬昇著・大阪ボラ ンティア協会発行)です。中間支援組織の老舗である大阪ボランティア協会は、ボランティアや市民活動に関するたくさんの出版物があり、また、NPOの組織づくりやマネジメントに関する支援でも実績のある団体です。

この本にも、ボランティアだけでなく、企業の社会貢献活動などが取り上げられています。本書は、2005年に出版されていて、新しいものではありませんが、非営利組織を知り、新たに活動に参加するためには格好な入門書です。阪神淡路大震災を経て、関西を中心に活発になったボランティア活動が、昨年の東日本大震災を経験してさらに多くの方々の参加をうみ出しました。とはいえ、一般的な市民活動・NPO活動に対して、なかなか足を踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか?

本書には「会社から地域へ、そして再び社会へ」の副題がついています。ボランティア活動のきっかけは、時間ができたから行う余暇活動だったとしても、その活動は社会につながります!というメッセージをしっかりと打ち出しているのが本書です。企業社会の経験を活かすボランティア活動、企業の社会的貢献活動と市民活動のつながりなどから、ボランティアやNPOを知り、実践活動につなげる構成になっています。企業人でなくても(もちろん女性でも)、これからご自身の活動を考えている方にとってのよいテキストです。さらに、企業内で社会貢献活動や社員のボランティア活動の推進を担当している方にも役立ちます。ぜひ、多くの方に読んでいただきたいと思います。

すでに活動なさっている方には、同じ大阪ボランティア協会が出版している市民活動総合情報誌「Volo(ウォロ)」という雑誌を、お勧めします。この雑誌も情報交流室Ⅰで定期的に購入しています。例えば、「Volo12月号では、特集で「障害者基本法」改定を取り上げ、関西の3つの障害者団体の代表が新法に関して語っています。また、「この人」というコーナーでは、反原発の立場で永年研究と著作を続けている京大の小出裕章さんにインタビューしています。さらに、「現場は語る」というコーナーで、「東日本大震災気仙沼市での復興活動におけるNPONGO、社会福祉協議会、行政の連携の動き」が取り上げられ、被災地支援のみならず、多くの活動団体にとって、他のセクターと連携協働しながら活動を進めていく上での参考になります。雑誌は、図書と違って貸し出すことはできませんが、情報交流室でぜひ手に取ってみてください。

★こらぼ大森情報交流室Ⅰの本の借り方★
貸し出し期間は1ヶ月、備え付けの「貸出簿」に必要事項を記入してください。
貸出冊数に制限はありません。

大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

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助成金をどう活用するか


こらぼ大森協働支援スタッフの新居彩子です。気がつけばもう師走です。

今年も残りわずかになり、年越しの準備に忙しくなる時期になってきました。

3回にわたって行われたこらぼ講座「NPO会計入門セミナー」が終わりました。

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大田区内外から、のべ100名以上の方々にご参加いただき、

NPOの基礎知識、運営のポイント、事業計画の立て方

経理のしくみ、簿記の基礎、会計ソフトの使い方など、

NPOに必要なコツを幅広く学んでいただくことができました。

遠藤誠先生の講座は、専門用語をなるべく使わず、

会計のことを楽しく学びながら、すぐに実践に活かせるように工夫されており、

受講後アンケートでも満足度がとても高く、大変好評でした。

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この講座の中で、

「助成金がもらえたら、どう事業計画を立てるか?」

というテーマの議論がありましたが、皆さんの団体ではどのように活用していますか?

活用法を考えたことはありますか?

 [E:flair]人件費をもっと増やすために使う。

 [E:flair]価格を下げて、受益者の負担を軽くするために使ったほうがいい。

 [E:flair]広報用のパンフレットを作って配れるようにするべき。

 [E:flair]若い人を雇って、事業の担い手を育てる ために使う。

先日の会計講座のグループワークでは、このような意見やアイデアが出ました。

皆さんはいかがでしょうか?

団体によっていろいろな考え方や理念がありますので、

どれが正解ということはありません。

しかし、どの団体であっても必ず考えなければならないのが、

「助成金は必ずもらえる訳ではない」ということです。

事業の存続が、助成金の有無に左右されるようでは、受益者は困ってしまいます。

NPOの事業で大切なことは、まず「Needs」です。

そのサービス(商品)求められているかどうか、ということから始まります。

次に「Can」です。

そのサービスができるかどうか、商品がつくれるかどうか、という能力や資産の有無です。

そして、最後に「Wants」です。

それを本気でやりたい、やる気があるというモチベーションです。

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この3つがあって、初めて事業を計画し、実行することができます。

助成金は、その事業をさらに発展させたり、もっと良くしたりするのを

「助ける」ためのお金です。

その特徴をしっかり分かった上で、

助成金を団体の事業の発展のために使っていただけたらと思います。

事業を計画するときに、

「助成金を使うと、どんな発展ができるのか?」ということを

団体の中で話し合ってみてください。

みんなで夢を語りながら長期の目標が見えてくると、

みんなのモチベーションがグーンと上がります!

そして、夢の実現のために、今どんなことをすればいいのか、

短期の目標も自然と見えてきて、活動がどんどん楽しくなります!

これも助成金の活用法の一つですよ。

来年も市民活動を応援していきます!

皆さま、良いお年をお迎えください。

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大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

情報交流室Ⅰ:03-5753-6560

NPOマネジメント ~子どもや地域を主役にする組織づくり~


情報交流室Ⅰの新居彩子です。

[E:new]NPO掲示板の情報を更新しました!

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毎月、情報誌「NPOマネジメント」の中から記事をご紹介しています。

今月のテーマは・・・

子どもや地域を主役にする組織づくり

~「お客さん」から担い手を育てる~

です。

NPO活動や市民活動は、「情熱のある人」が担っていると思っていませんか?

でも、本当に地域や社会を変えていくためには、

誰もが気軽に参画できる活動でなければなりません。

最初は、「お客さん(受益者)」だった人が、

なんとなく活動に参加してみたくなって、

参加したら、面白さややりがいを感じるようになって、

いつの間にか、担い手になっている!というのが理想的です。

そんなNPO活動のマネジメントのコツを知りたい方におススメの記事です。

こらぼ大森2階の情報交流室では、NPOの運営に役立つ様々な情報をそろえています。

運営相談なども行っていますので、お気軽にお立ち寄り下さい。

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大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

情報交流室Ⅰ:03-5753-6560

【講座終了!】会計ソフトを使いこなせ!


3週連続で行った

NPOのための会計入門セミナー「コツだけ学べる会計

が無事に終了しました!

最終日のE コースは、

[E:shine]クリックするだけ!超カンタン会計ソフトの使い方[E:shine]

定員いっぱい20名の方が弥生会計ソフトを実際に使って、

カンタンな使い方を学んでいただきました!

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・開催日 2011年12月4日(日)

・内 容
 10:00~ 収支計算書と活動計算書の違いとは?

 13:05~ 超カンタン会計ソフトの使い方

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
      NPO会計の簿記の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Eコース 3,000円

NPO法人会計は、今、過渡期にあります。

これまで、収支計算書を決算書として作成しなくてはなりませんでしたが、

内閣府では、活動計算書に移行することが検討されています。

活動計算書とは何かというと、

企業会計でおなじみの損益計算書の考え方を取り入れたものです。

収支計算書は、お金の流れを追ったもの、

活動計算書は、会計年度ごとの損失と利益を計算したものです。

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企業会計に近づくということは、

会計ソフトを使いこなせれば、

これからは、決算処理もラクになっていくわけです!

とは言っても、まだ今年度は収支計算書を作成しなければなりませんので、

会計ソフトから出力された決算書を、収支計算書に書き換える作業も学びました。

経理の専門知識を学ばなくても、

自分の団体の特徴的なお金の取り引きを覚えてしまえば、

会計ソフトを使って、誰でも決算ができる!

そんな発見がありました。

今年のこらぼ講座は、これ終了。

様々な学びを今年も得ることができました。

NPOや市民活動の運営のことでご相談などございましたら、ぜひいらしてください。

こらぼ大森の情報交流室で、お待ちしています。

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大田区区民活動枝支援施設大森 こらぼ大森

情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560 

【講座2日目終了】水槽の中の水は増えた?減った?


NPOのための会計入門セミナー「コツだけ学べる会計

2日目が終了しました。

Cコース「知識ゼロから始める毎日の経理」に21名、
Dコース「ちょっと分かればラクになる簿記入門」に22名の方が

受講してくださり、経理実務の基礎を習得するべく頑張って下さいました。

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・開催日 2011年11月27日(日)

・内 容
 10:00~ 知識ゼロから始める毎日の経理
 13:30~ ちょっと分かればラクになる簿記入門

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
      NPO会計の簿記の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Aコース 1,500円  Bコース 2,000円

Cコースでは、記録が必要なのはなぜか?という疑問から始まり、
今の会計ルールが、どういう目的のために作られたかを学びました。

水槽の中の水の量を測る方法を考え、
そのアプローチの仕方で、貸借対照表と損益計算書のイメージを理解できました!

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Dコースは、「仕訳って何?」から始まり、
封筒の裏側にお金のメモをとる要領で、
勘定科目、貸方と借方の言葉のイメージも理解できました!
収入≠収益、支出≠費用という基本的な考え方も学びましたが、
やはり簿記独特の仕訳作業は、少し難しかったようです。

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次回は、12/4の会計ソフトの使い方を学びます!

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情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560 

【満員御礼】クリックするだけ!超カンタン会計ワザ


おかげさまで、満員御礼[E:full] となりました!

ノートパソコンをご持参いただければ、若干名ご参加いただけます。

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初めてでも大丈夫。

会計ソフトの超カンタンな使い方をプロが伝授します。

初心者でも経理ができる!!

クリックするだけ[E:upwardleft]

超カンタン会計ワザ

【NPO新会計基準解説つき】

初心者でもカンタンに入力できる弥生会計ソフトの使い方、

そして、NPO団体向けに設定を変える方法も教えます!

さらに、

7月に策定されたNPOの新会計基準についても解説します。

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会計ソフトを導入したい方、これから会計を始める方、

この機会にぜひ、チャレンジしてみてください!!

[E:info02]お申込みは、こちらから。

こちらでご用意できるパソコン台数分の20名は満席になりました。

ノートパソコンをご持参いただければ、若干名ご参加頂けます。

ご検討中の方は、お早めにお申込みくださいね!

【講座初日終了】おでん屋台で、事業戦略を学ぶ!


こらぼ講座の中でも、毎年好評のNPO会計入門講座。
今年は、「コツだけ学べる会計」として3日間で5講座に分け、
じっくりゆっくり学べるようにバージョンアップしました!

初日は、Aコース「そうだったのか!NPOのお財布事情」に23名、
Bコース「初めてでも赤字にならない計画のコツ」に22名の方が参加され、
今年も楽しく会計の基礎知識が学べると、大好評の講座となりました!

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・開催日 2011年11月20日(日)

・内 容
 10:00~ そうだったのか!NPOのお財布事情
 13:30~ 初めてでも赤字にならない計画のコツ

・講 師 遠藤誠

・会 場 大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」1階多目的室 

・対 象 助成金の申請を考えている方
     NPOの会計の基礎知識を学びたい方など

・受講料 Aコース 1,500円  Bコース 2,000円

Aコースでは、NPOとは何か?という超基本から始まり、
公益法人とは何か、認定NPOとの違い、社団法人との違い、
収益を上げていいのか?など、さまざまな疑問や不安を
解消できる講座となりました。

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Bコースは、「イベントでNPOがおでん屋台を出す」という設定で、
3~4人のグループワークで進められました。
それぞれのグループの考え方で、最終的なおでんの価格を決め、
その根拠を受講生みんなで共有しました。
ワークの中で、NPOの「運営戦略」の考え方を学び得ることができ、
大変楽しく会計戦略を学べたと大好評の講座でした。

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大田区区民活動支援施設大森 こらぼ大森

情報交流室1 Tel&Fax:03-5753-6560

図書情報 「市民協働の考え方・つくり方」他


こらぼ大森協働支援施設のさかいです。

 だいぶ秋の気配は深まってきましたが、桜も花みずきも、まだ冬枯れの気配がありません。そのおかげか、半月遅れで種まきしたグラウンドの冬芝は順調に育っています。

 読書の秋の今回は、「協働」について考える2冊の本をご紹介します。どちらも、読みやすい本です。

まず、1冊目は、「市民力ライブラリー 市民協働の考え方・つくり方」(松下啓一著)です。著者の松下啓一さんは、現在は相模女子大で社会自治論などを担当する一方、特定非営利活動法人ひらかた市民活動支援センター理事としてNPO活動も行い、各地の自治体の「協働」推進に携わっています。さらに、26年間横浜市職員として、市民と一緒に活動した行政職員の経験もお持ちです。

本書では、1.協働とは何か(協働の定義)、2.なぜ今協働なのか(協働の覚悟)など、「協働」についての基本が、まず順を追ってていねいに説明されます。その上で、行政との協働とは「一緒に汗を流すこと」だけではなく「一緒にやらない協働」もあると語ります。市民が独自に行ってきた活動が、次第に公共的課題として「熟成」していく場合があります。このような公共に熟成していく市民活動を、「行政の土俵」に上げて行政のルールである公平・公正の理論で縛ってしまわず、見守り、支援することも「協働」の一形態であるというのです。この「一緒にやらない協働」をする市民活動まで広く意識すると、自治体のなかで「協働」と無縁の部署はなくなるそうです。しかも、「行政の土俵」の外に、これらの活動がたくさん重なっていくことが、豊かな「まち」づくりにつながっていくと語り、そのための、「ルールづくり」の必要性と、よりよい「ルール」を考察しています。

Photo 2冊目の「私のだいじな場所‐公共施設の市民運営を考える」(協働→参加のまちづくり市民研究会編)では、松下氏の語る「行政の土俵」の外にある「公共」施設を中心とした、市民が運営する「公共の場」を取り上げて、よりよい豊かな「まちづくり」について考えています。2007年出版のため、すでに活動を終えた事例などもありますが、「公=官」ではないという視点を持って、公共の場とその担い手を考えます。しかし、けして「官か民か」の二項対立ではなく、こちらも、よりよりルールづくり、まちづくりを考えています。役割分担してしまった、行政と市民ではなく自分たちのくらすまちをより住みやすい場にするために、それぞれが「公共」を担っていくパートナーとして、どのように関係性をつくり、持てるものを出し合っていくのかを、一つ一つの事例=地域の特性を通して考えていくことができます。随所に挟まれる書き手たちそれぞれの個性の見えるコラムも魅力的です。

発展途上の「協働」は、他所から与えてもらうものではなく、よりよい地域に暮らしたいと願う一人ひとりが工夫と試行錯誤を重ねながら作り上げていくものなのだと言うことを自覚させてくれる2冊です。ぜひ、こらぼ大森に来て、手に取ってみてください。

★こらぼ大森情報交流室Ⅰの本の借り方★

貸し出し期間は1ヶ月、備え付けの「貸出簿」に必要事項を記入してください。

貸出冊数に制限はありません。

大田区区民活動支援施設大森「こらぼ大森」

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ちょっと分かればラクになる!NPOのためのミニマム簿記入門


やっぱり知っておきたい簿記の基礎知識。


ちょっと分かればラクになる!

NPOに必要最小限だけ学ぶ簿記入門

初心者にとって、できれば避けて通りたいのが簿記。

今回は、NPOに必要な最低限の知識だけ学べる入門講座です。

ちょっと分かると、作業も気持ちもラクになりますよ!

初めて経理をしようとしている方も、
仕訳のことがよくわからない方も、
この機会にぜひ、チャレンジしてみてください!!

[E:info02]お申込みは、こちらから。

定員は30名ですので、お早めにお申込みください。

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