市民活動総合情報誌 volo(ウォロ)

急に冬の寒さがやってきて、風邪をひいている方も多いようですね。

皆さんは、いかがですか?

今日は、協働支援施設で定期購読をしている雑誌を紹介します。

市民活動支援の老舗と言える「大阪ボランティア協会」が発行している市民活動総合情報誌「volo(ウォロ)」

voloは、古いラテン語で「喜んで~する」という意味で、「ボランティア(volunteer)」の語源となっている言葉だそうです。

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上の写真は、9月号の表紙ですが、今朝、10・11月合併号が届きました。
この号で、特に気になったのが、巻頭言に当たる「V時評」と「この人」という二つの連載記事でした。

「V時評」の執筆は、早瀬昇さん(日本NPOセンター代表理事、大阪ボランティアセンター常務理事)です。
そしてタイトルが「NPOが『ブラック団体』と言われないために」
昨年8月内閣府が発表した「NPO法人実態調査23年度版」やNPO法人ユースビジョンが09年に行った「若年層NPO・NGOスタッフ就業実態調査」の数字をひいて、給与水準の低さや福利厚生が行き届いていない現状を示しています。
その上で、財政力の弱さや、労働環境の悪さを承知で「『志願』(正にvolu)している職員は『労働者』である以上に『活動家』として事業に取り組んでいる」ので、主体的に参加し、意欲的に活動できるボランティア・活動家のためのルールと、労働者として保護され好ましい条件で労働できるルールのふたつが必要と提言されています。

法人の活動にたいしての、スタッフとボランティアのかかわりについて、ちょうど私たちの法人の中で話題にしたばかりだったので、
「職員もボランティアも団体活動に関わるNPOでは、『就業規則』などと同時に、『意欲的に活動できるためのルール』が必要」
という提言は参考になりました。

10・11月号の「この人」で取り上げられているのは、絵本作家でミュージシャンの長谷川集平さんです。
長谷川さんと同年代の私が代表作「はせがわくんきらいや」に出会ったのは、長男出産後、出版から10年以上経った後でした。
独特の絵と絵本らしからぬタイトルに、衝撃を受けたのを覚えています。

長谷川さんは、東日本大震災に衝撃を受け、作家として表現しなければいけないと思いつつ、表現できない状態が続いていたそうです。
そんな状態の昨年の秋、突然、まるで「イタコ」のような状態で、絵本のテキストが書き上がったそうです。
そうして新作「およぐひと」ができました。

お金儲けのために大事なことがないがしろにされた結果としての「森永ヒ素ミルク中毒事件」と「福島第一原子力発電所事故」
「はせがわくんきらいや」と「およぐひと」は直結していると長谷川さんは語っています。
過ちが反省されず、繰り返されている!と

「作家というのは、何かをキャッチし、それを伝える存在。発信機ではなく受信機です。感度のいいアンテナを張っていたい、いい音を聞かせるラジオでありたい。」(下線は筆者)
印象に残った言葉です。

この他にも、紹介したい記事がたくさんあります。

2010年からのバックナンバーも保管しています。
興味のある方は、こらぼ大森情報交流室にお越しください。

「障がい者を中心とした災害時要援護者への取り組み」

昨日10月30日、大森コラボレーション障がい児・者実行委員会とこらぼ大森協働支援施設の協働で、「障がい者を中心とした災害時要援護者への取り組み」というミニシンポジウムを開催しました。

大田区防災課の佐藤裕一さんと 大田区立うめのき園施設長の有吉孝之さんを講師にお迎えしました。

Img_5437s_2佐藤さんからは、直下型地震の際の大田区の被害想定、震災時への日常の備え、一時避難場所と学校避難所に関してなど伺いました。また福祉避難所を設置する施設や、開設の手順なども伺いました。
佐藤さんのお話の中で、参加者の多くが改めて考えさせられたのは、普段から近隣・地域との顔の見える関係づくりが、被災時の対応にとって重要だということでした。

また、東日本大震災の避難所の様子を報道などで見て、震災が起こったら、住民皆が避難所に入るようなイメージを持っているかもしれないが、あくまでも、自宅が被害を受けて住むことができなくなった人のための避難所であって、自宅が無事ならば自宅で過ごすのが原則!ということを強調されました。
避難所は、物資の配給やライフラインなどの情報を得るために来る場所という認識を持ってほしいとおっしゃっていました。

また、阪神淡路大震災の結果から導かれた、救助された人の状況として、自助・共助・公助の割合が、7:2:1ということでした。
つまり発災時は、まず自分たちで!が命のその後を分けるようです。

うめのき園の有吉さんからは、地域と連携した施設の取り組みについて伺いました。

近隣に小中学校はいくつもあるものの、以前は、なかなか避難所運営協議会などに呼ばれることがなかったので、地元町会の実施する避難訓練に職員も利用者も積極的に参加し続けた経過を話してくださいました。

近くに東糀谷防災公園ができたのをきっかけに、その年の防災訓練を施設の出勤日として全員参加するようになり、地域と施設利用者をつないでいるそうです。
「防災のまち」糀谷の中で、うめのき園も顔の見える関係づくりを積極的に行っているというお話でした。Img_5443s

お二人のお話に続いて、電動車いすを利用する障がい当事者の市川脩さんと、大田区自立支援協議会防災部会会長の志村陽子さん(知的に障がいのある息子さんをお持ちのお母さん)からも、それぞれの立場でのお話を伺ったあと、質疑応答を行いました。

障がいのあるなしい関らず、地域の一員として、常に情報共有をしておくことの重要性。震災時はどうしても、まず自分のことになりがちだが、一人ひとりが地域の一員として、一人暮らしの高齢な方や、小さなお子さんのいるご家庭、一人暮らしの障がいのある方などを知り、心に留めておくことも大切ということを学びました。

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そして、避難所となっているこらぼ大森自体が、障がい児・者実行委員会とともに、共に暮らす地域としての楽しい取り組みを行うことで、つながりづくりを行っていくといいという提案をいただきました。
地域町会とつながりの深い施設の成り立ちを活かした取り組みが重要だという気づきをいただいたシンポジウムでした。

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季刊「こらぼ」8号を発行しました!

台風の余波なのでしょう、風が強いですね(^-^;

駐輪場で、どっしりしている電動機付きのママチャリまで、倒れていました。
いろいろ飛ばされているようです。
気をつけてくださいね[E:happy01]

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こらぼ大森では、こらぼ大森のことやこらぼを利用してくださっている方たちをご紹介する広報紙を3カ月に一回発行しています。
今日、その第8号が届きました。

出張所や図書館など、区内の施設にはこれからお届けしますが、こらぼ大森ではすでにご覧いただけます。

今回は、グラウンドを利用する少年サッカーチームなどをご紹介しています。

ぜひ、一度手にとってみてください(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

スケアードストレイトって知っていますか?

皆さんは、「スケアードストレイト」という教育技法をご存知ですか?
例えば、交通事故の様子などを体験して、恐怖を感じることで、その恐怖につながる事故を未然に防ぐという教育法です。

今日、その授業が大田区立大森第二中学校で開催されました。

この授業は、警察などの協力とともに、昨年から地域力応援基金の助成を受けて大田区の自転車事故ゼロを目指している「大田自転車対策研究会」が協力しました。

「大田自転車対策研究会」は、大田区の自転車事故発生数の多さを知って、自転車のマナー向上や、正しいルールの周知による事故低減のために活動している、民間非営利の任意団体です。

大森第二中学校のグラウンドに全校生徒が集まって、スタントマン達によるさまざまな事故の再現を真剣に見つめていました。
演技と分かっていても、自転車と車がぶつかる鈍く重たい音が響いて、人の体が車体を越えて中に舞うと、子どもたちから息をのむ声と、それに続くどよめきがおきました。
それぞれが受けた衝撃の大きさを表しているようでした。

一緒に見学した、スタッフが
「こんなにしっかりと自転車の守るべき交通ルールを聞いたことはなかった。
参加で来てよかった!」と言っています。

大田区内のすべての中学校で実施されるといいのですが…

下のURLは、YouTubeで見られる、「スケアードストレイト」の動画です。
ぜひ、ご覧になってみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=g2tk1g8B-ac

【人気講座】想いが伝わる話し方 まだ若干空きがあります!

 

こんにちは!
またまた、暑さが戻ってきましたね。

さて、今月21日(土)に開催する講座「思いが伝わる話し方」ですが
まだ若干空きがありますので、お知らせします

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講師は、協働サポートオフィス COSPO代表の「新居彩子(にい あやこ)」さん♪

新居さんは、ここ「こらぼ大森」でNPOコーディネーターを 3年間務められた方[E:shine]

プロのクラシックバレエダンサーを経た後、
ヨーロッパでスポーツコミュニティを学び、
2005年にNPO活動を開始。
資金調達のために助成金獲得と活用法を研究されました。

早稲田・事業創造大学院・埼玉大学などでマネジメントを学び、MBAも取得されています!

ダンサー時代に追求した舞台での見せ方・見え方を、
NPO活動やビジネスでプレゼンテーションに活かし
昨年、品川区のウーマンビジネスグランプリ2013でグランプリを受賞されています!

まだ、若干の空きがございますので、ぜひお申込みください♪

人前で話すのが苦手でも、うまくいく!
「想いが伝わる話し方」~使えるプレゼンテーションのコツ~

対象:NPO区民活動をしている方などで、プレゼンテーションスキルを上げたい方
実施日:平成25年9月21日(土)
時間:14:00~17:00
場所:こらぼ大森体育館1階 多目的室
参加費:2000円 

定員:30名

人前で話すことの苦手意識を克服し、相手にきちんと伝わるプレゼンテーションのコツを学びます。

ぜひお申込みください♪

~申込方法~
FAXまたはE-mailにて、氏名(フリガナ)・年齢・住所・電話番号・FAXまたはE-mailを明記の上、下記までお申込ください。

大田区区民活動支援施設大森 こらぼ大森 情報交流室Ⅰ
〒143-0015 大田区大森西2-16-2
℡:03-5753-6616  FAX:03-5753-6560  E-mail:cbc10286@nifty.com