「障害者権利条約~わかりやすい全訳でフル活用!~」


情報交流室に、新しい図書が入りました。

「障害者権利条約 ~わかりやすい全訳でフル活用!~ 」
障害児を普通学校へ・全国連絡会編
翻訳・青海恵子 講演・大谷恭子
千書房

2006年12月13日、第61回国連総会において採択され、日本政府も2007年9月28日に署名している条約です。
2008年4月3日までに世界20カ国が批准し、2008年5月3日にその効力が発効しています。
しかし、日本は、まだ、批准していない条約です。

この条約の外務省バージョン日本語訳が出される以前に、この本が出版されています。しかも、その後だされた外務省バージョンには、反対意見も出されているようです。
条約の翻訳のほかに、参考資料として、教育基本法と障害者基本法、及び、障害者自立支援法の抄訳も治められています。
「障害者が、基本的人権において、居住する国の一般市民と同等に扱われる内容の条約」、と語られています。
これは、一般市民がこれまで障害者を差別してきたこと!の現れであり、その条約を批准していない現状は、基本的人権に対する日本国民の意識を問われているように思います。
ぜひ、読んでみてください。